「お前のために」という説教は実は自分のため

聞きたかねーよクレーム説教！

先日まわりまわって人のトラブルからその対応責任として

ある人からダラダラと長くてくどい説教を受けました。

（先日の大きなトラブルとは全く関係ないですが・・・）

とにかく原因の当事者には言えないけど

私には言えるというパターン。内容は書きませんが・・・

 

その人は過去のイライラも蓄積し行き場のない怒りに満ちていました。

クドクドと何ヶ月も前のことまで持ち出して

一方的に溜まったフラストレーションを吐き出されました。

もー私だって半世紀近く生きてきて今更説教とはね～・・・ｗ

（年齢じゃないですけどね）

説教別に良いです。

こちらが気づかない指摘はありがたい。

 

私も物事の本質を出来るだけ追求して生きているつもりです。

自分が間違っていたり悪いと認識出来れば素直に認め謝罪も改善もします。

（まー自身で気づいて直すことが殆どですが・・・）

嫌いなAさんの言うことだから、キツイ言い方をされたからで

ムッときても、聞く耳持たないなんてこともないです。

説教が耐えられないのはそこじゃない。

ダメな説教

まず説教をする前に相手がどうしてそうなったのか？

その状況や経緯を正確に知ろうともせずヒヤリングもない。

自分が「見た、聞いた、感じた」ままにする説教！

そんな一方的なパターンが非常に多い！

それは・・・

自分の見やすい部分しか見ようとしない

傲慢な憶測です。それで相手を決めつけてしまう。

 

普段から小言や説教の多い人ほど

主観的判断で物事を決めつけてしまう傾向が見られます。

そりゃーそうですよね。小言が多いといちいち調べませんから・・・

では？説教する相手のことを深く考えれば良いのか？

それは・・・

自分の腹の中だけで深く考えても主観で相手を思い詰めるだけで

逆に憎悪が増してしまい、ろくな結果にならないのがオチです。

要するに説教を口実にしたクレーマー！

自分の行き場のないフラストレーションを相手にぶつけてるのです！

 

それで「お前のために」「ここが悪い」「ここが足りない」

最後は上から目線で「俺の私の言ってることがわかったか！」と締めくくる。

自分の決めつけた正義を盾に

言いたいことを言ってフラストレーション解消。

まー怒りやイライラを伴う説教の殆どはそれが主な目的ですね。

説教する側の立場が上で相手が反論できない状況などは

「ハイわかりました」と言いつつ心では思ってませんからね。

それでも直ぐに主観で説教してしまうのは・・・

不安からくるその人の自信の無さと器の小ささ。

随分前のことまで蒸し返して相手にぶつけるのは心が柔弱です。

コミュニケーションはどうした？

腹が立ったら腹が立ったでその場で相手に言うなり

なんらかのリアクションを取るなりすべきだと思います。

それがコミュニケーション！

その時に言えなければ、過ぎた事はひとまず置いといて

次に同じようなことが起こったらその場で言うのがまともです。

後になって蒸し返したり説教を口実にぶつけても相手には響きません。

もし事前に相手に言わないとマズイことなら説教ではなく

そっと教えてあげるのがおもいやりです。

相手にそっと教えることを損と感じてしまう人は

相手を懲らしめたいとう気持ちが勝っているのです。

正義を盾に人前で平然と怒りに任せて叱る行為も同じです。

相手の事を思う人は例えキツイ叱りはしても

人前で恥をかかせることはやりません。

 

確かに叱られるような調子にのってる奴は気づかないので

また同じような失敗をしてしまうかもしれません。

その時は注意でもキツイ叱りでも指導してあげればいい。

自分で言えなきゃ誰かに言ってもらっても・・・

上記の工程をすっ飛ばす人は結局は自分のことが最優先。

「自分が正しい！相手は間違っている！」という主観を頼りに

虫の居所が悪いのを我慢出来ずにぶつけるのが大半です。

過去を蒸し返しての説教は自分の意地を通さないと気がすまない。

意地は自分の欲でもあるのです。

暴力なんて振るう奴はまったくもってそのパターン。

欲が強くて心がちょー弱い奴です。

イライラや怒りとは別に偉そうに突っ込んで説教する人は

自分が相手に説教することで優越感や存在感を自身で再認識出来るので

自分の自信を補えたような気持ちになります。

それに輪をかけて気を使って相手が言うことを聞いてくれちゃったりしたら

「ほーら俺の言ったとおりだろ！」って更に自信満々になる。（裸の王様w）

本物の説教

本当に相手のことを考える説教は相手の心に響きます。

確かに言い方がキツければ説教された側も最初はムッと来るかもしれません。

でも最終的には説教されたことで頭がスッキリしたり

自分の悪かった点を見直したり受け入れる気持ちにもなります。

場合によっては反省出来たことに喜びと成長すら感じます。

 

人間ですから説教する側される側お互いに

多少のフラストレーションが生じることはあると思います。

それでも本物の説教は「お前のために言ってるんだ！」

という押し付けがましい言葉なんて全く必要ありません。

そんな余計な言葉を使わなくとも

自分を思ってくれている事は自然と相手に伝わります。

「お前のために」と言ってる時点で

既に相手に伝わらない不安からくる自身へのフォローなのです。

思いやりと愛のある説教。

なかなか・・・てか殆どお目にかかりませんね。

少なくともコレだけは言えます。

もしアナタが誰かに説教されて一切心に響かない時。

それはアナタの事など考えていない一方的なクレームです。

※人から指摘されると直ぐにブチキレるアホは対象外ですが・・・ｗ

説教する前の注意点

相手を思う気持ちはただ言い方を丁寧にしてもダメ。

正論を並べてもダメです。

 

説教と言えど相手に上手に伝えることが大切です。

そして説教する側は歳上、歳下関係なく

どんな相手に対してもナメてはいけないこと。

説教する人ってついつい上か目線で

相手を「しょーもない奴」とナメてしまう。

簡単じゃない。

普段から説教をする相手にどれだけ迫って知ろうとしているか

よく見てあげているか、その辺が出来ていなければ

氷山の一角を見て不確かな推測で相手に説教をすることになります。

説教する人が嫌われる理由。

大半が上記をすっ飛ばして自分の一方的な考えを吐き出すからです。

本来説教は緻密でデリケートな指摘。

なので説教は簡単に出来るもんじゃないのです！

上から目線、イライラ、怒りを伴う説教は相手に響きませんし

誤解の元にもなるのでやめるべきですね。

色々あっていいけど考えろよ！

世の中には様々な人がいます。上記のようにダメな説教をする人もいます。

良いの、悪いの、何だコイツ？・・・色々あってもそれは仕方ないです。

しかし、定義とまではいかないにせよ、

こういった事を自分なりに見直す考えや気持ちはあった方が良いと思います。

 

見直すことを繰り返せば自分の発言が間違っていることに気づいた時

後から恥ずかしくても謝ったり正すことが出来るようになってきます。

やがてそれが自分の教訓にもなるかと思います。

という感じで最後まとめましたが・・・

こんだけつらつら書いてる時点でほぼ私の愚痴でしたね。

(；￣ー￣)ゞ ｼﾂﾚｲｼﾏｼﾀ