弱音を吐くのは弱いから？

我慢する習慣

突然ですが・・・

人に本音で弱音を吐くことってありますか？

 

辛いことや困難に耐えて１人で溜めて我慢してしまう人って結構いると思います。

幼い頃からのしつけ的なものもあるのでしょうか。

「このくらいで何を言ってる！」

「我慢しなさい！」「そのくらい自分で考えなさい！」

そういった教育もされてたような気がします。

なので弱音を吐いたりすることは軟弱とみなされてもおかしくないです。

文字でも「弱」って書いてますしね（笑）

「弱音を吐くのはよくないこと」と自然と感じるような環境で育ってる気もします。

そういったスタイルが日本人の美徳としてもなっているのでしょうか・・・

辛さは度合いではない

「あなたより辛い人は世の中に沢山いるんだよ！」

そんな感じのこと聞いたことありませんか？

世の中には明日食べるものにも苦しんでる人もいますよね。

そんな人もいるのにあなたの悩みなんて贅沢な悩みとか・・・

弱音の度合いにもよりますが、確かに比較するとその通りです！

 

でも自分が抱える辛さや悩みは

直面している真実として存在するのです。

したがって、度合いではなく本人が辛いと思えばそれはそれは真実としてあるので

それに対して向き合って何らかの対処をする必要があるということです。

辛いと自分がそう感じるわけですから、本人にしてみれば切実な問題。

その辛さが理解できない他人の指標で否定することおかしいと思います。

そうは言ってもワガママ放題に周りに愚痴を撒き散らしたり

八つ当たりのように他人攻撃をする人は

想像力の欠如している自己中ですからこの話には該当しません。

胸が苦しくなる思い

他人からみたら些細なこと・・・

自分にとっては凄く重いこと・・・

 

人間関係や理不尽な対応など個人的にぐさっと胸が苦しくなるようなことありませんか？

それって、何日も同じ悩みに晒され続けると気持ちの苦しさ以外に

体調不良にもなっていきます。

心が不安では元気も出ませんし益々落ちていく方向に・・・

そんな状況ですから本来上手くいくことも上手く行かなくなり

最悪、ほっておくと心が病んでうつ状態です。

そうなってくると簡単に対処出来なくなると思います。

一度傷ついた心は自身のコントロールではどうにもならないことがあるからです。

対策は？

出来れば日頃からが溜めないほうが良い

悩みは小さなうちから受け流したり出来ればいいのですが

一度ひっかかると気になってマイナス思考に動くことは多いですね。

 

なので辛くなったら溜めないで、

誰がに聞いてもらうことが一番良いです。

出来ることなら本音を吐き出せる近い存在の人がいることが

一番望ましいです。

近い存在でそういった人が居なくても

相談を持ちかけ、聞いてもらえる相手がいるだけでも違います。

人は自分の話を聞いてくれて共感してされたりアドバイスをもらえることで

問題が直ぐに解決しなくても安心感を得ることは出来ます。

忍耐強い人が強いの？

弱音を吐くなんて軟弱でかっこわるいと思う人は多いと思います。

もちろん相手からもそう思われてしまうだろうと・・・

だから相談も出来ず自分だけで悩みを抱えて苦しむ事になるのです。

 

もちろん相談相手によってはかえって面倒なことになったりすることもあるので

ある程度話を投げかける相手は信頼出来る人か、話した結果の

相手の反応が予想出来る範囲の人にしたいですね。

さて、本当に我慢強い人、忍耐強い人が強いのでしょうか？

私の考えはある程度の我慢は必要だと思います。

そんなにホイホイ本音で弱音を吐いてたらしょうもない・・・

ただ自分がおかしくなったり周囲に「なんか最近変じゃない？」って

心配されたりするくらいなら弱音を吐いて対策をとりたいと思っています。

人に相談するにも自身で問題に向き合わなければなりません。

人に相談するには思い立つ勇気も必要です。

ため息や愚痴みたいなことなら誰にでも軽く言えるかもしれませんが

改まって相談となると敷居が上がりますね。

なので相談して自分の弱い部分を見せられることは

プラスに対策をしようとしているので実は弱くないのでは？

忍耐強くずっと我慢してしまう人は一見強そうでも、触れたくない、見たくないと

蓋をしてしまっている面もあり、弱いところもあるのではないでしょうか？

そのへんは状況にもよりますし、どちらが弱い強いとハッキリしたことは言えません。

人によってもいろいろ考え方があるかもしれませんが

忍耐強い人が強いというのは違うと思います。

弱音を吐くのは恥ずかしいことなの？

殆どの人が弱音を吐くことはカッコ悪いとか恥ずかしいとか思ってるのではないでしょうか？

プライドもあるかもしれません。

自分は強いと思われたくて弱い自分見せたくない。

「弱音」は恥ずかしいこと、カッコ悪いことと自分で決めつけている。

 

たしかにイメージ的にも「弱音を吐く」ってのはカッコいい言葉ではないですよね。

でも上記でも書いたように対策をしようとしてるのであれば

気持ちとしては状況を良くしたいと努力していることなのではないでしょうか？

むしろ自分の感情や苦しみを溜め込んで、周りからも心配されるほど

「大丈夫？」と聞かれても「ううん。平気・・・」とか言っておいて

逆に溜め込んだ気持ちでが原因でイライラして感情的になったりするほうが

かえって恥ずかしいことにならないでしょうか？

当然そんな感情状態では周りも迷惑をかけますしね・・・

弱音は吐いて良い

弱音を吐ける人は自分に素直に向き合っているのでは無いでしょうか？

 

因みに私には本音をさらけ出して弱音を吐くことはあります。

ですが元々すんなり吐けたわけではなく自分が少しずつ心の内を開いて

相手も困った時にお互いに相談出来る関係な感じです。

そうは言っても私も打ち明ける寸前まではやっぱりいろいろ我慢をしてしまいます。

結構我慢してコレではマズイと思った時には必ず動くように心がけています。

最近私ももあったのですよ・・・

弱音を吐くことが・・・もちろん吐く前は我慢してて・・・

今回はそんな自分を振り返りつつ若干都合の良いような解釈で書いてみました^^;